子どもの本 とよさんち

赤ちゃんと子どもと子育て中のおとなの文庫

お片付けしたのはオバケ

ここ3週間ほどスライムづくりに子どもたちがはまっていました。

作るのは楽しいのですが後片付けが大変なんです。

子どもたちは子どもたちなりに片付けたつもりなのですが、

絵具がテーブルに残っていたり、床やいろんなところににスライムの破片がくっついていたり、2階で作っていても1階や階段や玄関にも落ちていたりで・・・・・・・・・。

 

その日も、午前中から他用でクタクタ状態、体力の限界を感じながらの開館でした。

「スライムが作りたい」という子がいたので、1階にいる子どもたちに声をかけ

2階に希望の子だけ連れていき、スライムづくりを始めました。

途中で何回か1階の子どもたちから「さよなら」って声があり、

階段から見送りました。

閉館時間が過ぎ、スライムづくりを終わらせ1階に降りると、

1階はボードゲームやパズルやシルバニア、レゴなど出しっぱなしで

ぐちゃぐちゃに散らかった状態。

スライムづくりで残っていた子どもたちに、

「とよさんは片付けてから帰るから、もう帰りなさい」と声をかけると

「もうちょっとだけ1階で遊んでから帰りたい」と。

「じゃあ、ちょっとだけだからね。とよさんは2階を片付けてくるから」

と私は2階へ上がり、片付けて掃除を始めました。

しばらくして、1階から

「もう遊んだから帰るね」「ごめんね、散らかってるけど」「バイバイ」「またね」

なんて声があり、私は階段で見送りました。

そして2階の掃除を終わらせ、1階に降りると、なんと、なんと、

 

とってもきれいに片付けられていました。

床もゴミ一つなくきれいでした。

 

ありがとう。ほんとにすごい子たち。

 

後日、あの日に残っていた子どもたちに、

「片付けてくれてありがとう」と声をかけると、どの子も

「知らないよ。オバケかな?うん、きっとオバケだと思う。」と、

キラキラした笑顔で答えるのです。くすっ(^^♪

 

 

子どもたちの中には、

自ら片付ける子、言われて片付ける子、

言われても「出したのは自分じゃない」と片付けない子がいます。

片付けは他人への思いやりだと思います。

他の人が気持ちよく過ごすことができるように、

他の人のことも考えて行動できるといいなあと願っています。

 

先日も、とても元気な〇君が、自ら一人で片付けていました。

学校では時々怒られているらしいのですが、優しくて思いやりのあるすてきな子です。