隣の区から定期的に来館してくれる親子がいる。
家でもたくさん本を読んでもらっている5歳のSくん。
文庫に来るとすぐに書架から本を選び、
「これ読んで」と本を持ってくる。
長い本でも本当によく聞いてくれ、
読み終えると、またすぐに次の本を選んで持ってくる。
真剣なまなざしが、あまりにも我が家の当時の息子に似ているので、
「このぐらいの時、うちの息子は『エルマーのぼうけん』にはまってね、
一日2つずつねって、約束して読んだんだけど、
『一生のお願い、あと一つ読んでください』って。
そのしぐさがかわいすぎて『じゃあ、あと一つね』って読んでたなぁ」
なんて話をしたら、早速数冊の絵本といっしょに借りて帰ってくれた。
あれから、1か月ちょっと経って、今日久しぶりに来てくれた。
母『返すのが遅くなってすみません」とよさんちは返却期限があってないようなものですので。
Sくん開口一番「エルマーの次の本借ります」
親子で楽しんだと聞き、嬉しかったです。
早速今日、数冊の絵本と『エルマーとりゅう』を借りて帰ってくれました。